医学を勉強するうえで、解剖学や解剖実習は避けては通れない必須科目です。
例えば、その症状が病気からくるものなのか、何が悪さをして痛みを訴えているのかなど、全ての基礎になります。
我々でいえば、肩こりや腰痛でお見えになられたかたが、一体そこの筋肉に異常が出ているのかという見極めには必須知識。
でも、肝心な学問の方が死んでしまっているんです。
ただ見て確認し、テストで呼び名を覚えるだけ。
それが悪いという意味ではありませんが、これでは全体性の繋がりが見えなくなってしまいます。
体はパーツの運動ではなく、全体の連動的な動きによって動いています。
つまり、頭の天辺の問題が、膝の痛みの原因になったりもする。
そこを現代では「別物」として捉えられがちなのは、何か学問がバラバラに分かれてしまっているからのように思えてなりません。
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